キングスロード430番地で『セックス』『セディショナリーズ』などしばしば名前を変えたマルコム・マクラレンとヴィヴィアン・ウェストウッドのブティックは、新しいカウンターカルチャーであるパンクを生み出し、1976年〜1979年当時、パンクな若者達の溜まり場であった。ヴィヴィアンのパンクの服は、イギリス社会を見据えたシニカルなメッセージ、さらにセックス・ピストルズのメンバーが着用したことで人々を挑発し、ロックン・ロールの歴史に1ページを刻みつけた。今やヴィヴィアンとマルコムの名前の記されたオリジナル・セディショナリーズ・ブランドの服は、オークションに出されるなど、コレクターの間で高値で取り引きされている。このコレクションは、666がヴィンテージセディショナリーズをもとに生地やディテールまで忠実に再現したレプリカである。

このプリントは、退屈そうな顔をした彼等はお互いにうんざりしているのだ。お互いの睾丸が触れあいそうになりながら、一人がもう一人にネッカチーフを巻いている。「やあ、Joe、最近何か面白い事があったかい？」「いいやBill、何もないぜ。つまらない事ばかりだ。」この本質、つまらなくなるという概念こそまさしく当時の人々が望んでいた事だった。 シド・ヴィシャスやスティーヴ・ジョーンズが着用していた。

注）Tシャツの裏側が外側になり、その上にプリントしてあるインサイドアウトTシャツ。

　

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